【書評】『たのしい インフォグラフィック入門』

 櫻田潤さんの『たのしい インフォグラフィック入門』を読みました。

 

 最近、情報を絵や図などを使って分かりやすく伝える方法に興味を持っています。TEDにある、デビッド・マキャンドレスさんの「データビュアライゼーションの美」を見たことがきっかけでした。分かりやすいし、なりよりカッコ良くて、この分野について勉強できる本を探していました。

 そして偶然この本を発見しました。面白く、読了できたので、書評をすることにします。

 

 では最初に、インフォグラフィックとは何かというと、「情報をわかりやすく、人に伝わるかたちに視覚化したもの(11頁)」です。

 著者は、大小いろいな規模の摩擦がいたるところで発生し、繰り返されていて、「世界はちっとも丸くない(9頁)」(=丸く収まっていない。)と指摘しています。その摩擦を減らす手段として、「ビジュアル」の力を活用できるのではないか?と考えたようです。

 

 次に、インフォグラフィック制作に必要な能力は、

①デザイン能力

②解析能力(情報を取捨選択、整理分類する能力)

③編集能力(ストーリーを作り、伝える能力)

の3点が挙げられていて、本書はこの能力を身につけるために、ピクトグラムや図解について、まず学びます。最後にインフォグラフィックを制作しながら学べるようになっています。

 

 本書は、まずなんといっても、分かりやすい。情報が整理されていて、手順が示されているので、さらっと読んでも理解できます。また、随所に絵やインフォグラフィックが挿入されており、それを見るだけでも、良い気分になれます。

 

 本書を読んだ後、自分も作ってみようとさえ思わさせてくれました。オススメです。

 

 では、このへんで失礼します。