【書評】生きる悪知恵

 西原理恵子さんの『生きる悪知恵』を読みました。

 

 僕が西原さんを知ったのは、たまたまニコニコ動画で堀江さん(ライブドア元社長)の満漢全席を見ていた時に、ゲストに呼ばれていて、ド下ネタを喋っている人が西原さんで、その時に知りました。

 「なにか惹きつけられる人だな。」と印象に残ったことを覚えています。

 その時に、「このおばさんは何者なんや?」と思い、その頃からひそかに注目していました。調べてみると、「高校を飲酒問題で退学し、水商売のアルバイトをしながら、漫画家デビュー、借金を繰り返し、結婚するも夫がアル中になり離婚し、末期がんになった夫を看取った」という内容のことが書かれていて、ビビりました。

 

 そして、最近、bookoffに立ち寄った時に、西原さんの本を見つけたので、読むことにしました。

 この本は読者からの質問に西原さんが答える形になっています。質問は60個あり、例えば、「18.義母からの「早く子供を」のプレッシャーがつらいです。どうすればいいですか?」との質問に、「そのうち死ぬから、放っておけ。」と答えていたり、自由な感じで答えています。また、味のある文字が良い。深い。

 

 最近、書店に並んでいる本は、『○○大学の△△の授業』みたいな超優秀な人が書いたような本ばかりで、こんなの真似できるほど賢くないよな~、と思うことが多い。しかし、この本はそんなことがなくて良いんです。ちょっと頑張ればできる。そこが良い。

 

 では、このへんで失礼します。m(__)m